療養就労両立支援とは
当院では、病気やケガによる治療を受けながらも、仕事(就労)を続けていきたい、職場へ復帰したいという患者さまを支援する取り組みも行っています。
これは、療養・就労両立支援指導と呼ばれるもので、医師と就労支援の専門スタッフ(両立支援コーディネーター)が、患者さまの働く勤務先の産業医や人事と連携するというものです。
これにより患者さまは、職を失わずに済んだり、就労状況を考慮しながらの療養上の指導を受けられたり、などのサポート体制が受けられます。
これまでは、療養就労両立支援が行なえる対象疾患というのは、がんや難病をはじめ、肝疾患、心疾患、糖尿病など限られていましたが、そのような限定はなくなり、整形外科疾患を含むすべての病気が対象となりました。
したがって働く患者さまであれば、すべての方々が対象となったことにより、現在も産業医として勤務している医師がいる当院でも同支援を受けられる環境づくりを整える運びとなりました。
整形外科疾患に関しては、仕事の内容によっては、患者さまにみられる症状が、業務に大きく影響することがあります。
当院では、医師による診察や検査で患者さまの身体の状態を確認し、さらに患者さまの業務内容や勤務状況もお聞きした上で、治療と仕事の両立を図るためのプランを検討していきます。
療養就労両立支援の一般的な流れ
患者さまからご相談をお受けします
診察時に、上記支援利用したい旨お伝えください。勤務情報を記載した文書の作成をお願いします
当院指定の様式(両立支援カード)に患者さま本人に加えて、会社の産業医または、衛生管理者などの担当部署にて記載していただきます。療養上の指導、勤務先の事業所に両立支援に必要な情報を提供します
当院指定の様式(両立支援カード)をもとに意見書を作成し、患者さまに療養上の指導を行うとともに、患者さまが勤務する事業場に選任されている産業医等に両立支援に必要な情報を提供します。職場へご相談ください
患者さまより、産業医や会社の人事担当者へ意見書を提出していただき、それをもとに職場復帰・勤務継続の可否や具体的な就業上の配慮等について、事業主が最終的に決定いたします。治療は継続し、その都度経過を確認します
時間が経過していくことで、患者さまご自身の症状や仕事のご負担も変化していきます。そのため通院時に身体の状態を定期的に確認するほか、必要となれば治療内容や勤務時の配慮も見直していきます。
費用に関して
なお費用に関してですが療養就労両立支援は、一般の診察と同様に健康保険の適用(療養・就労両立支援指導料)となりますので、保険診療の対象となります。